歩いたり良い姿勢を保つのに重要な腸腰筋！

こんにちは。

先日、二人の生徒さんから・・・

• ダウンドッグからランジのポーズへの移行が上手くいかず、どうしても足が途中で床についてしまう

というご相談を受けました。

確かに、一歩で手と手の間に足を運ぶのは難しいかもしれません。

この足を前に引き込む動きには腸腰筋（大腰筋と腸骨筋からなる）という筋肉が関わってきます。

腸腰筋は上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉で、良い姿勢を保つためや、しっかり歩行するためにもとても重要な役割を持っています。

しかし、身体の深い部分に位置しているため、なかなか意識しづらい筋肉なんです。

最近腰が痛い、ぽっこりお腹が気になる、太ももが太くなった、歩くのが遅くなったといった症状がある方はもしかしたら腸腰筋が使えてないのかも！？

簡単チェック方法

腸腰筋をちゃんと使えてるかを見る簡単な動作をしてみましょう。

1. 仰向けに寝る
2. 両手で片方の膝を抱え、もう一方の脚は真っ直ぐ床に伸ばす
3. 伸ばした脚を床につけたままにし、抱えた方の膝を胸のほうにゆっくり近づける
4. 伸ばしている足が床から離れたり、膝が曲がったりしていないかチェック！

もし足が浮いてしまう場合は腸腰筋が弱くなっている可能性が高いので要注意です。

以下でおうちでもできる、簡単なアーサナをご紹介します。

腸腰筋が使えるポーズ

＊コブラのポーズ

1. うつ伏せになり足を肩幅にひらく
2. 手は肘を曲げて脇をしめた状態で胸の横にくるように置く
3. 息を吸い手のひらで押し、肩が上がらないように上半身を引き上げる
4. ゆっくりと腰まわり、下腹部を伸ばす
5. 息を吐きながら元に戻す

引き上げた時に、気持ちよく伸びてる感覚があるところで数回呼吸しましょう。

＊ランジのポーズ

1. 四つん這いから両手でマットを押しながらダウンドッグの体制へ
2. 息を吸いながら右足を両手の間に踏み出す。左足は爪先をしっかり立て、かかとは後ろに押す
3. 息を吸いながら上半身、骨盤を起こす（右膝は９０度）
4. 肩の力を抜きつつ両手を頭上に上げる
5. 左の鼠蹊部や骨盤周りの伸びを感じながら深く呼吸する
6. 反対側も同様に行う

このポーズが辛いと感じる場合は後ろの足の膝を床につきましょう。

今月のレッスンのテーマとして、まず腸腰筋を緩めて、その後しっかり動かして鍛えることに重点を置いたレッスン内容にしようと思います。

腸腰筋を鍛えることで美姿勢にもつながるので頑張りましょうね♪